当診療所では1997年よりスウェーデンのASTRATECH社のインプラントシステムを採用し、様々な症例に対応してきました。更に近年、ドイツで開発されたカムログインプラントシステムを導入して、適合性や信頼性を高めております。
インプラント
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呂歯科診療所の
インプラント
何らかの理由で抜かれたり、事故で失った歯を取り戻すために、従来のブリッジや入れ歯以外の方法として、インプラント(人工歯根)治療を行なっています。
インプラントは治療の前に精密検査が必要です。歯を失った部位の骨の幅、深さ、質等の状態、解剖学的には大切な脈管、神経、上顎洞との距離を把握する必要があります。
全身に関しても重篤な心臓病や糖尿病のような内科的疾患や骨粗しょう症などの検査が必要となります。
費用に関しては、自費診療となりますので、医師にご相談ください。
インプラントはあなたのQOL(生活の質)を高めることが出来ます
インプラントと従来の治療法の比較
インプラント
メリット
- 顎の骨に固定するので、天然歯のように違和感なく噛めます。
- 噛む力は天然歯の約80%回復するので、固い物を食べられます。
- 隣の歯を削る必要がありません。
- 見た目が天然歯に近いので笑顔に自信が出ます。
- 良く噛めるため全身の健康回復につながります。
デメリット
- ■手術が必要となります。
- ■全身の疾患がある場合には適用できない場合があります。
- ■治療後にインプラントの維持のために、十分なお口の衛生管理と定期検診が必要です。
費用
- ■自由診療のため保険適用外となります。
- ■手術の難易度、埋入数などにより算出します。
1本だけのインプラント治療の場合の例
インプラントの埋入:216,000円+人工歯:216,000円となります。(税込み)
ブリッジ
メリット
- 固定式なので入れ歯と比較すると装着の違和感は少ないです。
- 人工歯の材料を選択することにより天然歯と遜色ない審美的修復が可能です。
デメリット
- ■ブリッジを支えるために健康な両側の歯を削る必要があります。
- ■支えとなる歯の負荷が大きく、将来その歯を失う原因になり得ます。
- ■ブリッジの橋にあたる部分の下部の歯肉との隙間に食べかすが詰まり不衛生になり易いです。
- ■空気が漏れて発音に支障が出る場合があります。
費用
- ■保険を適用できます。
- ■使用する材料によっては、保険適用外の自由診療となる場合があリます。ご相談により選択します。
入れ歯
メリット
- ブリッジでは適用できないような大きな欠損に有効です。
- ブリッジのように健康な歯を削らずに補うことができます。
デメリット
- ■バネによって両隣の歯への負担が大きくかかります。
- ■噛む力が健康な歯の30~40%しかでません。
- ■取り外して手入れする必要があります。
- ■経時変化でガタつきが出やすくなります。
- ■脱着式のため装着の違和感がある程度生じます。
- ■食べ物が挟まって口の中が不衛生になり、口臭も出易くなります。
費用
- ■保険を適用できます。
- ■使用する材料によっては、保険適用外の自由診療となる場合があリます。ご相談により選択します。
インプラントの治療の流れ
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- 初診
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- 歯が抜けたまま放置すると、両側の歯が徐々に抜けた歯の方向に傾いてしまい、将来その歯を失う原因となります。
- 失った歯を取り戻すための色々な方法をご説明します。その中でインプラントを適用できるかをご相談します。
- 全身の健康と口腔内の状態、生活習慣など様々な条件をクリアする必要があります。
- ご相談の段階でインプラント適用の可能性とご希望があれば、次のステップに移ります。
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- 診査・診断
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- 病歴、全身の健康状態に関する問診を行ないます。
- 院内に設置したCTスキャナーで診査に必要な画像データを取得します。
- コンピュータで画像処理された立体の断層撮影画像やパノラマ画像を精査し、歯だけでなく顎の骨の健康状態やサイズ、神経の位置などを精密に診査します。
- インプラント治療の前に歯科治療などが必要か否かの判断も行ないます。
- インプラントを適用できる診断結果が得られたら次のステップに進みます。
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- 手術計画作成・ご説明
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- CTスキャナーのデータを観察しただけでは手術は開始しません。精査したデータを基にコンピュータ上で手術のシミュレーションを行い、埋め込むインプラントのサイズ、形状、位置、角度などを検討して手術の計画を作ります。
- 手術の計画作成に当たっては世界の歯科インプラントで利用されている信頼性高いシステムを用います。
- この計画の画面を見ながら患者さまに詳しいご説明を行ないます。
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- インプラント手術
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外科処置によって、顎の骨にインプラント(人工歯根の部分)を埋め込みます。
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1歯が抜けてしまったところに、インプラントを植え込むためのスペースを作ります。
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2インプラントを植え込むためのスペースに、もともとあった歯の形に合わせたインプラントを植え込みます。
3インプラントを植え込んだら、歯肉で蓋をして3か月~6か月待ちます。(この期間を治癒期間と呼び、この間にインプラントが顎の骨と一体になります。)
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- 人工歯製作・装着
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- もとの健康な歯と同じように噛む機能に加え、色や光沢、透明度などを周囲の歯と合せ込むために、当診療所と提携する優秀な歯科技工士が人工歯を製作します。
- 他の治療法に比べて長寿命のインプラントの特徴を活かすためには人工歯の素材も厳選する必要があります。
- 顎の骨と一体化したインプラントに新しい人工歯を連結して完成します。
- インプラントによる歯の再建が完成したことにより歯があった時と同じ感覚が回復すると共に残っている周囲の歯の状態もよくなります。
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- メインテナンス
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- インプラント治療を成功させ、生涯にわたって維持するためには、治療の開始段階から口腔の衛生に対する高い意識が必要となります。
- 治療後は当診療所からもご案内いたしますので、定期的にご来院いただいてメインテナンスを受けましょう。
- 患者さまの日々の努力に加え、プロによるメインテナンスによって、インプラントの寿命が確保されます。
Implant treatment
インプラントシステム
虫歯や歯周病、もしくは事故などの外傷で失った歯を取り戻すために、従来のブリッジや入れ歯以外の方法として、インプラント(人工歯根)治療を行なっています。
当診療所では1997年よりスウェーデンのASTRATECH社のインプラントシステムを採用し、様々な症例に対応してきました。
ASTRATECH社のインプラントシステム
インプラントは治療の前にCT検査による精密検査が必要です。歯を失った部位の骨幅、骨質等の状態、解剖学的に大切な脈管、神経、上顎洞との距離を把握する必要があります。
全身に関しても重篤な心臓病や糖尿病のような内科的疾患や骨粗しょう症などの検査が必要となります。必要であれば術前に医療施設への対診をお願いすることがあります。
インプラント治療を行う前に
インプラント治療は事前検査の結果によっては、稀に治療に不適応な方もいらっしゃいます。
- 成長過程の若年者の方※骨の成長がほぼ終了する20歳以上の方がインプラントの治療対象となります。
- 免疫不全の方
- 1型糖尿病の方
- 常的ホルモン治療・放射線治療を受けている方
- 精神神経症の方
- 重篤な全身疾患、コントロールされていない全身疾患の方
現在の調査ではインプラント治療の成功率は平均95%を上回りますが、
下記に当てはまる方は成功率が下がる可能性があることが明らかになっております。
生活習慣の改善や、治療による症状改善により、インプラント治療が可能となる場合があります。
具体的には下記の方になります
- お口の中の清掃状態が悪い方
- 歯周病の方
- インプラントを埋め込む骨の厚さが少ない方
- 喫煙者
- 骨粗鬆症の方
- 2型糖尿病の方
- 精神神経症の方
インプラントの
メリット・デメリット
メリット | デメリット |
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インプラントの構造
インプラントは3つの構造で成り立っています。骨の中に埋め込まれるフィクスチャー、被せ物(クラウン)となる上部構造、そしてこれら二つを繋ぐ中間構造物(アバットメント)です。
3 structures
Fixture = Screw
Abutment
Crown
Surgery
インプラント治療を行う際、必ず外科的な手術を行います。麻酔を行い、必要であれば歯茎を切開し、あらかじめ術前診査で決定したインプラントのサイズにあうまでドリリングを行います。
インプラント埋入後は縫合、止血確認を行い、インプラント埋入手術は終了します。
We need to check your bone with CT = 3D X-ray
インプラント埋入前にCT写真の撮影は必ず行います。歯を失った部位の骨幅、骨質等の状態、解剖学的に大切な脈管、神経、上顎洞との距離を把握する必要があります。
これらの解剖を把握した上で個々の症例に合った適切なインプラントのサイズを決定したり、必要であれば骨量を増加させる処置の有無を決定します。
1st Surgery Implant placement
2nd Surgery Uncovery
Impression to Crown
(preparing for crown)
インプラント周囲の清掃
インプラント周囲の歯肉の状態(厚さ、硬さ)は、長期的なメンテナンスを行う上で重要です。
歯肉が薄い場合、ブラッシング時に痛みが出やすく、プラークが停滞しやすくなります。
この場合、インプラント周囲に硬く厚い歯肉を増やす治療法を推奨しています。
これによりインプラント周囲の清掃が行いやすくなり、インプラント周囲炎を予防することができます。
インプラント治療前の矯正治療
インプラントを埋める部分のスペースが足りない場合などは、事前に隣の歯に矯正を行い、スペースを確保する場合があります。
このケースでは後方の歯に矯正を行いインプラントが入るスペースを確保してから、インプラントを行いました。
夜間着用するナイトガード
インプラント治療後はメンテナンスの一環として夜間着用するナイトガードの使用を推奨しています。
これによりインプラント体への荷重負担やインプラントと咬みあわせるご自身への歯の負担を減らすことができます。
インプラントの形状
インプラントには様々な形状があり、その部位にあったサイズを選びます。例えば下の前歯であれば細いものを選択し、奥歯であればより太いものを選択します。
また上顎洞や下顎管など、解剖学的な制限がある場合(これらの組織を損傷したくない場合)、可及的に短いインプラントを選択することもあります。
インプラントに伴うリスクについて
インプラントはチタンのネジを埋入し上部構造を装着することで、優れた咀嚼力を得ることができ、適切なメンテナンスを行うことで、終生使用し続けることも可能です。しかしながら、インプラントを埋入する歯槽骨の骨量、全身疾患の有無など、適用条件があり、それらを満たすことが必要なため、インプラント治療の開始前にCT撮影、医科への対診、骨量の不足を補うための骨造成術を行うなども必要により行います。
それらの検査、適用条件の準備および適切なインプラントの埋入が行われても、チタンのネジが骨に固着しない(ディスインテグレーション)といった現象により、インプラント治療が成功しない場合があります。チタンは生体との親和性が非常に高い金属で、インプラント以外にも整形外科領域の治療など(人工関節など)で体に埋め込むためにも使用されています。しかし、ごくまれに金属アレルギーを起こしディスインテグレーションになる場合があります。
チタンに対する金属アレルギーの懸念がある場合は、皮膚科などでアレルギーに対するパッチテストを行なう必要があります。また、インプラント手術にあたっては、血管、神経および重要な組織に損傷を与えないように細心の注意を行いますが、偶発的な要因で神経麻痺が残る確率があります。
インプラント補綴治療終了後にインプラント周囲のプラーク除去が行われない場合、インプラント周囲炎に罹患する可能性もあります。メンテナンスを定期的に行うことが、インプラント周囲炎によりインプラント歯を失うリスクを最小化するために、特に必要とされています。
Implant is replacement of missing teeth
BEFORE
AFTER
年齢 | 63歳女性 |
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治療内容 | 右下の臼歯3本と左下臼歯2本にインプラント治療を施した1例 |
抜歯窩保存術
(ソケットプリザベーション)
歯の破折や重度の虫歯や歯周病など抜歯の原因は様々ですが、
抜歯の原因によっては、抜歯後に骨の量が減ってしまうことが報告されています。
あらかじめインプラント治療を予定されている患者様には抜歯直後に行う抜歯窩保存術を推奨しています。
これにより骨量を最大限に保存し、インプラント手術をスムーズに行えます。
膜と骨補填材を使用して,骨の量を保存する
抜歯直前
抜歯直後
膜がきれいに留まる
膜の除去は無麻酔で行う
抜歯直後
インプラント手術当日:骨の増生を確認
膜と人工骨を使用し,骨の吸収を最小限に止め,インプラントを行いやすくする
膜と人工骨を使用し,骨の吸収を最小限に止め,インプラントを行いやすくする
歯槽堤増大術(リッジオーギュメンテーション)
インプラント手術前には必ずCT写真の撮影を行い、適切な骨量の有無を検査します。
予定したインプラントのサイズに対して骨量が足りないケースでは歯槽堤増大術を推奨しています。
これによりインプラントの露出を防ぎ、インプラント周囲炎の予防に繋がります。
左上臼歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 57歳男性 |
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治療内容 | 左上臼歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の欠損部があったため(左図)、歯槽堤増大術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
右上小臼歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 52歳女性 |
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治療内容 | 右上小臼歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の欠損部があったため(左図)、歯槽堤増大術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
右下小臼歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 47歳男性 |
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治療内容 | 右下小臼歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の欠損部があったため(左図)、歯槽堤増大術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
右上前歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 62歳女性 |
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治療内容 | 右上前歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の欠損部があったため(左図)、歯槽堤増大術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
上顎洞挙上術(サイナスリフトまたはソケットリフト)
上顎骨は下顎骨と比較すると比較的に海綿骨(スポンジ状の柔らかい骨)が多いことが分かっています。
そのため、上顎の歯を喪失した場合は、下顎の歯を喪失した時よりも骨の吸収量が多いことが明らかになっています。
特に上顎の奥歯の歯根の大半は上顎洞という空洞に位置することが多く、この歯を喪失した場合、上顎洞が下に下がってきてしまうため、インプラントを入れる骨の高さが足りず治療が困難になってしまうことがあります。
この様なケースでは、上顎洞挙上術(サイナスリフトまたはソケットリフト)を推奨しています。
左上大臼歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 48歳女性 |
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治療内容 | 左上大臼歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の高さ不十分であったため(左図)、上顎洞挙上術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
右上大臼歯1本にインプラント治療を施した1例
年齢 | 50歳男性 |
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治療内容 | 右上大臼歯1本にインプラント治療を施した1例。 術前のCT検査で骨の高さ不十分であったため(左図)、上顎洞挙上術を行ないました(右図)。これにより適切な位置にインプラントの埋入を計画することができます。 |
インプラント周囲炎症について
インプラントは、天然歯と違い人工のチタンなので虫歯にはなりません。しかしながら、インプラントの周囲は天然歯と同様の歯周組織に支えらて機能します。
管理が悪くなってしまったインプラントは数年後に歯周病と同様の症状になってしまうことがあり、インプラント周囲粘膜やインプラント周囲炎とよばれています。
インプラント周囲炎の治療法については様々な研究が行われていますが、まずは、適切な管理(メインテナンス)を行い予防することが重要です。
インプラント周囲組織粘膜炎
インプラント周囲組織粘膜炎では炎症が粘膜に留まっている状態です。メンテナンス時などにインプラント周囲のポケット検査を行うと出血することで認知できます。
Heitz-mayfield lJ. Peri-implant diseases: diagnosis and risk indicators. J Clin Periodontol 2008;35(8 Suppl):292-304
インプラント周囲炎
インプラント周囲組織粘膜炎が進行するとインプラント周囲炎になります。インプラント周囲炎では粘膜から骨に炎症が浸潤し、骨の吸収が起こります。
Lindhe J, meyle J, on behalf of Group D of the European Workshop on Periodontology. Peri-implant diseases: Consensus Report of the Sixth European Workshop on Periodontology. J Clin Periodontol 2008;35(8 Suppl):282-5.
Nonsurgical Treatment of peri-implant mucositis
インプラント周囲組織粘膜炎の治療は様々な器具を用いて歯茎を切開しない非外科的な治療を用いて、炎症をおさめます。
Renvert S, Roos-Jansåker Am, Claffey n. non-surgical treatment of peri-implant mucositis and peri-implantitis: a literature review. J Clin Periodontol 2008;35(8 Suppl):305-15. Review.
進行したインプラント周囲炎
進行したインプラント周囲炎では、写真のように、インプラント周囲の骨が月のクレーターの様に吸収します。この場合は、歯茎を切開し、骨移植材を用いて再生療法を行います。
ただし、骨の吸収が進行しすぎている場合には止むを得ずインプラントを除去するケースもあります。
インプラントの除染と骨移植の1例
年齢 | 67歳女性 |
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治療内容 | 他院で行なった右下にある2本のインプラントのうち手前の1本に骨吸収を認めます(左図)。一度インプラントの上部構造(クラウン)を外し、インプラントの除染と骨移植を行いました(右図)。 |
インプラントの除染と骨移植の1例
年齢 | 66歳男性 |
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治療内容 | 他院で行なったインプラントの周りから膿が出ているとのことで来院。一度インプラントの上部構造(クラウン)を外し、インプラント周囲を確認すると、クレーター状にインプラントの周りの骨が吸収していました(左図)。インプラント除染と骨移植を行い、患者様の同意を得てリエントリーを行いました。骨が再生されていることがわかります(右図)。 |
インプラントの除染と骨移植の1例
年齢 | 70歳女性 |
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治療内容 | 他院で行なった左下にある3本のインプラント全てに骨吸収を認めます(左図)。一度インプラントの上部構造(クラウン)を外し、インプラントの除染と骨移植を行いました(右図)。 |
インプラントの除染と骨移植の1例
年齢 | 54歳女性 |
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治療内容 | 他院で行なった右下にある2本のインプラントに骨吸収を認めます(左図)。一度インプラントの上部構造(クラウン)を外し、インプラントの除染と骨移植を行いました(右図)。 |
インプラント治療の費用
自由診療のため保険適用外となります。
インプラント埋入数や、追加で必要な処置などにより算出します。
検査
基本診査 | 5,000円 |
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一次手術
インプラント埋入手術料 | 230,000円 |
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静脈内鎮静法 | 70,000円 |
ガイドサージェリー(無歯顎) | 100,000円 |
ガイドサージェリー(有歯顎) | 50,000円 |
ソケットリフト | 110,000円 |
サイナスリフト | 200,000円 |
GBR | 110,000円 |
二次手術
手術基本料 | 10,000円 |
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アバットメント | 5,000円 |
遊離歯肉移植術 | 100,000円 |
上部構造
仮歯 | 10,000円 |
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オールセラミックス | 250,000円 |
メタルボンドクラウン | 250,000円 |
※料金は全て税別となります。※CT撮影料は基本検査費に含まれます。また、血液検査は当院では行いません。価格は当院がご紹介してる医院の例です。※価格はインプラント埋入1本ごとに必要なものと、インプラント埋入施術一回に対し必要なものがあります。※ご参考として、1本だけのインプラント治療の場合の例では、インプラントの埋入:253,000円+上部構造:275,000円となります。(税込)