当診療所は都内でも数少ない日本小児歯科学会認定の歯科医師です。
乳歯は永久歯のコンパクト版ではなく、形も役割も独特なものがあります。また子供の口の中は歯がない状態から乳歯列~永久歯列へと13才~14才位まで変化していきます。発育中には哺乳ビンや母乳を離せないことから始まり、指しゃぶり、爪噛み、唇噛みなど子供独特のやめられない癖もあります。
専門医による
小児歯科
日本小児歯科学会認定の歯科医師在籍
日本小児歯科学会認定って何ができるの?
小児歯科医は子供の成長を考えながらこのような習慣への対処法、親の悩みの相談に応じ、虫歯の治療、歯の外傷、歯並び矯正、予防に取組みます。
虫歯や歯周病の細菌は親から感染するケースが多いため、親子で励む虫歯予防、歯周病予防も指導します。
親がどのような知識を持って子供の口の中をケアーしていけばよいのか、子供の年代に合ったその時々の貴重なアドバイスをいたします。
ぜひ、正しい知識を持った小児歯科担当医にお子様を診せてください。
小児歯科専門医 呂 英美
経歴
- 1979年
- 東京歯科大学卒業
- 1979-82年
- 東京歯科大学小児歯科学教室にて研修
- 2001年
- 日本小児歯科学会専門医 取得
- 2006年
- 日本障害者歯科学会認定医 取得
参加学会等
- 日本小児歯科学会専門医
- 障害者歯科学会認定医
対応が困難な小児の例
- 泣いて暴れる
- 吐いてしまう
- 口を開けることができない
子供の虫歯の例
- 歯肉の腫れが治らない
- すぐに虫歯ができてしまう
- 生えたばかりの永久歯が虫歯になってしまった
- 虫歯が深くて、根の治療をしたが症状が良くならない
外傷による症状
- 歯が抜けてしまった
- 歯が折れた、欠けてしまった
- 唇や口の中を切ってしまった
- 転んで口をぶつけてしまい、歯がグラグラする
その他の例
- 小児矯正
- 歯牙腫がある
- 骨の中に過剰歯がある
- 乳歯が抜けたのに永久歯が生えてこない
- 上唇小帯が歯と歯の間に入り込んでいる
- 舌が上手く動かず発音しにくい(舌小帯)
ラバーダム防湿法
当院では成人の治療にはもちろん、小児の治療にもラバーダム防湿法を行なっています。これにより、唾液中の細菌を遮ることができ、さらには薬剤の誤飲を防ぐことができます。
小児歯科をお探しの方へ
東京歯科大学卒業後、小児歯科に所属し、小児歯科学会専門医の資格を取得しました。
一般の開業医が困難な小児の症例や、特別な対応が必要な障害者を専門に治療しております。是非ご相談ください。
小児歯科の症例
2歳男子の症例
BEFORE
AFTER
主訴 | 公園のベンチにて転倒し、歯が折れてしまった。 |
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治療内容 | 右下前歯再接着し、永久歯と生え変わるまで問題なく経過しました。 |
7歳男子の症例
BEFORE
AFTER
主訴 | 小学校にて転倒し、歯が抜けてしまった。 |
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治療内容 | 右上前歯を再植しました。 |
診療の進め方(小さいお子さんの一例です)
1回目
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- まず、はじめましてのごあいさつ!
-
泣いているのかな?
1人でおすわりできるかな?
お母さんの手をぎゅっとにぎっているかな?
あなたのことを先生は優しく観察しています。
-
- それからお口の中を診てみましょう
-
泣きっぱなしの人も心配しないで!
痛くなんかありません、鏡で見るのは。
虫歯があるかな?歯はきれいに磨けているかな?
痛いところがあったらお薬もつけます。
歯ブラシの練習もお母さんと一緒にしましょう。
初めて歯医者さんに来た人にはいろいろな機械を動かして見せてあげます。
さわってもいいですよ。次からはきっと恐くなくなります。
2回目
-
- さあ、今回から治療です
-
先生があなたと一緒にがんばってばい菌をやっつけてくれます。
お口の中が傷つかないように虫歯にゴムのカバーをかぶせたりもします。きれいにおそうじもしましょう。
全部治療が終わったら最後に青りんごの味がするフッ素を塗ります。
次は4~6ヵ月後に歯ブラシを持って先生にお顔を見せに来てくださいね。待っていますよ。
妊産婦歯科健診
生まれてくる赤ちゃんのために妊産婦歯科健診を受けましょう
当診療所では妊娠中のお母さんと生まれてくる赤ちゃんの「歯の健康」のために妊産婦歯科健診を実施しています。
生まれた赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在しません。しかし、歯が生える始めると食べるものの変化もあって虫歯菌が口の中に常駐するようになります。
その原因として、両親から唾液を介して赤ちゃんの口の中に移っていくことが最も多いようです。
つまり虫歯や歯周病は伝染するということです。
妊娠すると様々な要因によって虫歯にかかる例も多くあります。
なぜでしょう。妊娠するとこんなことに気がつきませんか。
- つわりで気分が悪かったり、動きがにぶくなって歯磨きをちゃんとしなくなる。
- 一度にたくさん食べずに分散して何回も食べてしまう。その都度歯を磨かない。
- 歯を磨いていても唾液がネバネバしている。
- 歯ぐきが痛かったり炎症を起こしやすい。
妊娠中に歯の具合が悪くなっても、ついつい先延ばししてお産が済んでから、と考えがちですが、出産後1年くらいは育児に追われなかなか治療に通う機会に恵まれません。
その間に赤ちゃんのお口に虫歯菌を移してしまうというのは残念なことです。
妊娠中でも歯の治療はできるので、まずは健診を受けましょう。
目黒区在住の方は母子手帳とともに「妊産婦歯科健診のご案内」を受け取っていると思います。
受診ご希望の方は目黒区保健センター(5722-9503)に受診表をご請求ください。
妊娠5~8ヶ月の期間と出産から12ヶ月の間に当診療所に受診表をご持参いただけば無料で受診できます。(無料で受けられる内容は健康診査と保健指導です)